なんでも情報屋なおぎぶそん

主にサッカーU-12の育成論。指導者、保護者に向け情報発信しています。たまに自分の趣味記事も掲載しますが気晴らしに読んでください!

【試合で活躍できない】サッカー動画を真似るだけではダメ!

f:id:naogibson:20200221234444g:plain

 

最近は動画などでテクニックなどの解説動画が溢れていますね。

「真似してみよう!」「かっこいい!」そんな動画を参考に真似をして練習に励む子供たちは沢山いるでしょう。

大変良いことです。自分からチーム活動以外で、ボールを蹴るキッカケになっていると感じています。

そのような影響もあり、ボールタッチが上手な子供たちは本当に増えました・・・。しかし、試合に生かしている子は少ない印象を受けます。

「では無駄なのか?」

無駄ではありません。試合で生かすため、活躍したいなら、サッカーに対する意識を変えてみましょう。

あなたの身につけたものは無駄にはなりません。

サッカーは予測不能

サッカーに限らず対戦相手がいる限り、なにが起こるかはわかりません。

なぜか?それは駆け引きが存在するからです。

「相手に抜かれたくないという思いと、抜いてやる!の思い」お互いが相反した考えを持つので駆け引きが生まれます。

チーム同士になるともっと沢山の駆け引きが生まれます。例えば、スペースの奪い合いも駆け引きですね。

しかし、1人で練習をしているとこの駆け引きがなにもありません。

駆け引きのない状況で覚えた技術は、試合で活かすことが非常に困難になります。

エラシコでかわせる選手になれ!

では、どのようにすればいいのか?

エラシコを例に挙げてみましょう。

ロナウジーニョが得意なテクニックですね。長い髪をなびかして、エラシコで華麗に相手をかわす姿は本当にカッコいいです。

しかし、動画を真似るだけでは駄目です。

必ず試合でのイメージを持ってください。

試合中に相手を本気で抜くつもりでエラシコを行うと、いろいろ見えてきます。

エラシコを掛ける時のタイミング、スピードの緩急、ボールの位置、さらに、相手を意識すると顔も上がります。

ボールを蹴れるなら場所なら必ず最後はボールを蹴りましょう。

ボールコントール後は必ずボールを蹴りましょう。パスでもシュートでも構いません。ボールを蹴るまでがサッカーです。

そうすることにより、エラシコの後のボールコントロールも意識するようになります。

考え方を「俺はエラシコができる」ではなく「俺はエラシコで相手をかわせる」に変えましょう。

試合でやらなければ意味はない

トライ&エラーです。試合やチーム練習でどんどんチャレンジしましょう。

始めから上手くできなくてもいいんです。

でも、失敗したら少し考えてみましょう。使う場所が悪かったのかもしれません。タイミングが悪かったのかもしれません。使う場面じゃなかったのかもしれません。

そうした失敗を繰り返して、テクニックが試合でいかされるようになります。

勇気を出してトライしましょう。

練習ではなく遊びに

先程、ロナウジーニョの例を挙げましたが、彼は練習をしてテクニックを身につけたと思いますか?

違います。

遊びの中で身につけたものです。サッカーボールで遊んで、友達とサッカーで遊んで身につけた技術です。

本来サッカーは遊びです。それは今でも変わりありません。ボールコントロールは遊びの中で自然と身についていくものです。

「ボールは友達!」

と某漫画のキャラクターが言ってる。自分は正しい表現だと実際に感じています。

まとめ

自主練習で身につけた技術も、遊びで身につけた技術も、実際の試合で使わなければ宝の持腐れです。試合でどんどんチャレンジして磨いていきましょう。

きっとあなたの武器になります。